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アブラムシ有翅型 [虫]


集団で植物の汁を吸って生活するアブラムシですが
中に翅を持つ者が現れて移動し、子孫を増やし生活圏を広げます。
特に冬が来る前の今の季節に多く現れ、
飛翔力が弱いので風に乗ってふわふわと空中を泳いでいます。




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それを両手でそっと捕まえます。
人間の手の温もりで死んでしまうので、そっとそっとです。




利き手でない方の手に止まらせ撮ります。
すぐに逃げるので急いで撮ります。

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ピンボケです。





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ユキムシとは有翅型のアブラムシのうち
白線物質を分泌して綿で包まれたようになるもの。
北国ではこれが飛ぶと初雪が近づいているそうです。

雪虫は北国にしかいないと長く思い込んでいましたが
神戸にもいました。
この子に会ったのは11月3日。
明日は11月8日立冬ですが、
こちらではまだ雪の降る気配はありません。







蜘蛛は哺乳動物とあまりにも違う [虫]


ご注意:今日はハロウィンなので蜘蛛の記事にします。
    苦手な方は見ないで下さいね(^ω^)










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ジョロウグモ
色が女郎の衣装のように派手なので“女郎蜘蛛”の名が付いたとか…。




私の父は盆栽が趣味だったので
物置に植木の肥料がたくさん置いてありまして、
それを餌にするゴキブリが集まり、家に入り込み、
またそれを狙って子供が手を広げたより大きな
アシダカグモが夜な夜な天井や壁に貼り付いておりました。
怖いでしょ~。

しかし、もっと恐ろしいのは・・・
それを捕食する者がペットとして我が家にいたことです。
いつも私と頬をくっつけ合って寝る猫でした。

猫に追われたアシダカグモは長い脚を立ててピョンピョンと跳んで逃げますが
猫の動きから逃れられず捕まります。
獲物を咥えた猫は得意げに私の方を見て
キリッと野生の顔を見せてくれるのです。
ああ、思い出しても恐ろしい。

それでも嫌いになれない猫のことはともかくとして、
蜘蛛は益虫と云われていますが私にとっては不快虫としか思えません。





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夏のある日、山の中でキクイモを撮って…




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枯れ葉のゴミ? 
でも目を近づけてよく見ると、脚があるような…。
100マクロで撮ると、
カトウツケオグモ(カニグモ科) 鳥の糞に攻撃的擬態




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大きさは数ミリ。
先の写真はお尻側で、こちらは腕を広げていないが頭側。




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(トリミング)
ほら、目がありますよ。
ほとんどの蜘蛛の目は単眼が8個(4対)。

こんなに小さいうえに擬態までしている蜘蛛をよく見つけたものだと
自分に感心しますが、この記事の写真を選んでいるとき
キクイモノ花の写真の中に写っているカトウツケオグモを見つけました。


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ほらね。



前記事のサクラタデの写真の中にも見つけましたよ。

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(トリミング)
ほらね。



花にハマってしまった今となってはもう
蜘蛛が怖い!なんて言ってられないんです。









ミミズクという名の虫 [虫]


前記事と同じ場所で出会ったけれど一括りにするには
ちと惜しい虫を紹介します。



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川原でイタドリの雄花を撮っておりました。
この構図はイマイチだなと体を少しずらすと・・・



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イタドリの葉の上にこんな虫がおりました。


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正面から


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斜め横から


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お腹も


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えっ、指の方に来る!?


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1.6kgのカメラを片手で持って撮ってるのは辛いんですけど


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人の言うことを無視してスタスタと腕の方へ


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白い服の上では上手く撮れないので、葉の上へ降りてもらいました。


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f8 1/40秒 iso 3200

セミのような翅と顔の横についた眼に注目して検索したら
この子が誰だか簡単に判明しました。

ミミズク(雌) カメムシ目 ミミズク科
木の汁を吸うそうで、これがカシやコナラに止まっていたら
私の目では絶対に見つけられなかったでしょう。

ミミズクという名の由来はもうお気づきですよね。





7月に山で出会った虫たち [虫]


 注意:クモ・ザトウムシが出てきます。




暑いので遠出はあきらめて神戸市北区の稚児が墓山の麓で
花を撮るつもりが、花が少なく虫を撮ってきました。



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何を撮っているか分かりますか。



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見たこともない大きな葉の上に乗った小さなニホンアマガエル。



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大きな葉の植物は「不法投棄禁止」
・・・ではなくてアオギリ。
検索の写真で見ると背の高い木なので、これはまだ幼木のようです。



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この円の中に1枚目の写真のカエルがいます。



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ここにも。



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ススキの上にも。



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ここまで寄っても逃げない。
「保護色が完璧!」とでも思っているんでしょうかね。





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トキワツユクサ ツユクサ科ムラサキツユクサ属
観賞用として日本に持ち込まれ、野生化し、
今や外来生物法によって要注意外来生物に指定。
哀れですねえ。


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コシボソハナアブ 体長約1cm
花も小さく、来る虫も小さい。




次は脚を含めると大きいけれど正味の体長は短いザトウムシです。





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モエギザトウムシ

この写真ね、薄暗い谷間でよくここまでピントを合わせられたと自画自賛。
だから大きくトリミングします。


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横から撮るとそんなに怖くないでしょう?





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♪ブンブンブン・・・ ホソヒラタアブ♪

飛んでるホソヒラタアブの後ろに伸ばした脚がプリチー。
 (ピンボケですけど)



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(トリミング)
お手手で花粉を食べているようです。
頭の上にオレンジ色のウサギちゃんが乗っているように見えるんですけど。





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ヤブジラミの実の上に止まっているヒメカノコテントウ。
他にカメムシとアリもいます。




ヤブジラミの実をアップしたので、
オヤブジラミの実と花も載せますね。

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5月18日撮影


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オヤブジラミは春に花を咲かせます。





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笹の葉の上にいるのはフノジグモ。


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(トリミング)
デーンとしたお尻は黄色いモザイクの上に「不」の字。


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本当の「不」の字は不の上に「ノ」を書きます。
こちらの写真だとよく分かるでしょう?



最近、ハエやクモが面白くなっていて、出会えば撮っています。
どこが面白いのかはまだ訊かないで下さい。
詳しく説明できるほど入り込んでいなくて、
ただ可愛く撮れればいいレベルで楽しんでいますので。







7月に庭で出会った虫たち [虫]


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ホオズキカメムシ


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(トリミング)
この体で草食。
農産物を食害する嫌われ者。
うちは農作物が無いから、ゆっくりして行っておくれ。






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シマバエの一種


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(トリミング)






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オンブバッタの幼虫


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(トリミング)
体が透けていてピントが合っているのかどうか分からない。






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ササグモ
緑と金色のきれいな蜘蛛


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(トリミング)
獲物を咥えているクモに近づくと、脚を上げて威嚇してきた。






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キイロショウジョウバエ


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飛び回っているとウルサイけれど、
な~んだか可愛いんです。







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ショウジョウバエの一種
葉はタカサブロウとカモミール

カモミールの種をプランターに蒔いたら同じプランターに
タカサブロウが生えてきて、
その葉が大きくなったらいろんな虫が来て食べている。
カモミールはタカサブロウの影になって絶滅。。。





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アシナガバエ


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忙しく飛び回るのでシャッターが間に合わない。


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ニホンアマガエル同様、見つけると必ず撮ってしまキレイなハエ。


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(トリミング)

アシナガバエの仲間は種類が多く、研究が進んでいないそうな。
反してショウジョウバエは実験生物として盛んに使われている。
ショウジョウバエが研究材料に適しているのは何故か?
説明を読んでも私には全く理解できない。

家の小さな庭で生きる虫たち。
弱肉強食の中にいるとはいえ、少なくともここは
研究室のビーカーの中ではないからね。






アイドル系肉食虫 [虫]


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この花は何の花か分かりますか。
スイバの雄花です。
もしゃもしゃした長い穂がスイバの花だと思っていましたが
スイバは雌雄異株で、もしゃもしゃした方は雌花でした。

雌雄異株の植物の場合、雄花の方が可愛く感じることが私は多いです。



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(トリミング)
この可憐さ。”野郎”って感じじゃないですね。





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ハナイカダの雄花




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雌花
雌花の方がたくましく見えるでしょう?
キュウリやカボチャの雌花もこんな感じ。
おっ母さんですね。





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コウゾの雄花(左)と雌花(右)



以上、植物の写真でしたが、
次は虫の肉食系と草食系です。


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ナナホシテントウムシ
この虫を触れない人はまずいないでしょう。

赤に黒の水玉模様は捕食者に
「食べると異臭がしてまずいですよ」という警告色で
このため、鳥などはあまり捕食しないそうです。
でも寄生するハチなどの天敵はいます。

寄生して身体から出てきたハチの蛹を
弱った体で抱いているテントウムシを見たことがあります。
あまりにも哀れでした。



しかし彼らは肉食です。

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この写真、怖いでしょう?
ナナホシテントウムシはアブラムシを食べます。

 ※ナナホシテントウムシはアブラムシですが
  菌を食べるテントウムシ、植物を食べるテントウムシの仲間もいます。

怖いけれど虫を食べる虫は人間にとって益虫。
なのでテントウムシは”幸運の象徴”だったりします。
クモも同じなんですよ。
でもぉ、クモは容姿が乙女ウケしないからな。




お待たせしました、次は優しき草食虫です。
草食系虫と云えば、一番に思いつくのがあの子たちでしょう。
もぞもぞとかぁ…、尺を取りながら歩くとかぁ…。

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苦手な方のために小さく映っている写真を使っております。




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同じくボケた写真。





以下、これじゃあ納得できない皆様のために
バッチリ撮れてる写真を載せますので、
苦手な方は目をつぶってご覧くださいませ。







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脚でぶら下がっていて、下が頭です。
蛾の名前に”シャク”が付くのは尺取虫の尺です。




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この子は多分、この格好で私を威嚇しているのでしょう。
「ああ、コワイ、コワイ。虫さん、コワーイ♪」






最後はみんなのアイドル トンボ。


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イトトンボ






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(トリミング)

こんなのを見ると、肉食は益虫という考えが怖くなってしまいますよ。
でも、人類にとって植物は直接にも間接にも大切な食糧であり
虫が植物を食べ過ぎることは放置できないことで、
そこで肉食虫の存在が大切なわけで、
ならば殺虫剤を撒けば?という安易な考えは
草食中だけでなく肉食中も殺してしまうわけで
それは生態系にとって危険なことになるわけで・・・。

創造主がいるのなら私から一つたずねたい。
あなたは何故こんな残酷な生態系を作り出したのかと。







カマキリモドキ!! [虫]


  ※ 前記事”神戸市立森林植物園”の特別版です。




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森林植物園のあまり人が通らない山道で
ウツボグサを撮ったり…




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ツマグロイナゴの幼虫を撮ったりしていると…




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ススキの葉の上に目立つ色の虫が…。
こんな子見たことない!!

カマキリ? 翅が違う。
手の鎌の感じも似てるけど、どこか違うような。

帰ってから調べると、キカマキリモドキ(黄カマキリもどき)
アミメカゲロウ目 カマキリモドキ科
この個体は大きさ約3cm




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上半身はカマキリ、下半身はクサカゲロウに似ている。




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鎌構造の前脚を持っているせいか不敵なヤツで
カメラに対して逃げようとしない。
…その前に私を怖がってよ。




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ならばッ! といつものように、撮りやすいよう
止まっていたススキの葉を持って動かすと
なんと、こちらに向かって跳んできた!

不覚にも、「わッ!」とのけぞってしまった隙に逃げられた。。。

それでも同じ場所で探していると、
モソモソと葉をよじ登って来る。

可笑しな子に出会えてすごく嬉しかった猫でした。








5月の蝿はうるさくて [虫]


小さなハエ = ショウジョウバエ
ショウジョウバエの多くがキイロショウジョウバエで
一般的にキイロショウジョウバエのことをショウジョウバエと呼ぶ。


このハエは5月になると急に家の中に湧いてきて
食卓の上をうるさく飛び交う。
大きさは約3mmで老眼では薄茶色の虫だとしか見えない。
顔を近づけると逃げるし…。


ある日、洗面台の鏡に止まっていたのを
「チャンス!」と撮ってみた。


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暗いのと近いのとで手振れがひどくて恥ずかしい。



とにかくこの写真を大きくしてみると
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(トリミング)
なかなかオシャレな目の色をしているではないか。





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鏡に映ったお腹側も




このハエ達、6月になるとピタッと見なくなった。
一体、家の中のどこで孵り、どこへ行ったのか。
うるさいだけで病原菌の媒体になることは無いそうだが
かと言って勝手に家の中で繁殖するのを許す気はない。





ブランチの客 [虫]


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休日の楽しみ、ブランチを終えたタイミングで
パン皿の上に黒い虫が現れました。







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とにかく パシャッ!


先日行った森から服かバッグについて来て、
しばらく家のどこかに潜んでいたらしい。





日当たりの良い我が家のテーブルの上は虫の影も面白く

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せわしなくお皿のふちをグルグルと歩き回る虫と影を
フレーム内に収める。






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虫はヤニサシガメの幼虫。
松の木に住んで松脂を自分で体に塗りつける。
その理由はいろいろ考えられるそうですが
どうやら餌にする小さな虫を捕まえやすいらしいです。






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このヤニサシガメはそのヤニ(脂)のお陰でホコリまみれ!
彼をルンバと呼ぶことにしよう♪









10月初旬 池のほとりの出来事 [虫]


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西脇市の道の駅の池に睡蓮が咲いているのを見つけ
草むらの中に座り込んで睡蓮を撮っていると
長い糸トンボが目の前の草の上にフワリと止まりました。



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大きなイトトンボ!?






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トリミングすると

「アレーッ!!」
緑の目のイトトンボが青い目のイトトンボを捕まえていました。






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(トリミング)
ヤンマが赤トンボを咥えて飛んでいるのを見たことがありますが
こんな小さなイトトンボ同士でも・・・。


柔らかな10月の日差しの下、
草むらで行われていることに気づかなかったら
のどかな写真なんですが。


このあと、少し目を離している間に、捕らえられていたイトトンボはうまく逃げたらしく
大きな方のイトトンボだけがぼんやりと草の上に止まっていました。








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