アイドル系肉食虫 [虫]
この花は何の花か分かりますか。
スイバの雄花です。
もしゃもしゃした長い穂がスイバの花だと思っていましたが
スイバは雌雄異株で、もしゃもしゃした方は雌花でした。
雌雄異株の植物の場合、雄花の方が可愛く感じることが私は多いです。
(トリミング)
この可憐さ。”野郎”って感じじゃないですね。
ハナイカダの雄花
雌花
雌花の方がたくましく見えるでしょう?
キュウリやカボチャの雌花もこんな感じ。
おっ母さんですね。
コウゾの雄花(左)と雌花(右)
以上、植物の写真でしたが、
次は虫の肉食系と草食系です。
ナナホシテントウムシ
この虫を触れない人はまずいないでしょう。
赤に黒の水玉模様は捕食者に
「食べると異臭がしてまずいですよ」という警告色で
このため、鳥などはあまり捕食しないそうです。
でも寄生するハチなどの天敵はいます。
寄生して身体から出てきたハチの蛹を
弱った体で抱いているテントウムシを見たことがあります。
あまりにも哀れでした。
しかし彼らは肉食です。
この写真、怖いでしょう?
ナナホシテントウムシはアブラムシを食べます。
※ナナホシテントウムシはアブラムシですが
菌を食べるテントウムシ、植物を食べるテントウムシの仲間もいます。
怖いけれど虫を食べる虫は人間にとって益虫。
なのでテントウムシは”幸運の象徴”だったりします。
クモも同じなんですよ。
でもぉ、クモは容姿が乙女ウケしないからな。
お待たせしました、次は優しき草食虫です。
草食系虫と云えば、一番に思いつくのがあの子たちでしょう。
もぞもぞとかぁ…、尺を取りながら歩くとかぁ…。
苦手な方のために小さく映っている写真を使っております。
同じくボケた写真。
以下、これじゃあ納得できない皆様のために
バッチリ撮れてる写真を載せますので、
苦手な方は目をつぶってご覧くださいませ。
脚でぶら下がっていて、下が頭です。
蛾の名前に”シャク”が付くのは尺取虫の尺です。
この子は多分、この格好で私を威嚇しているのでしょう。
「ああ、コワイ、コワイ。虫さん、コワーイ♪」
最後はみんなのアイドル トンボ。
イトトンボ
(トリミング)
こんなのを見ると、肉食は益虫という考えが怖くなってしまいますよ。
でも、人類にとって植物は直接にも間接にも大切な食糧であり
虫が植物を食べ過ぎることは放置できないことで、
そこで肉食虫の存在が大切なわけで、
ならば殺虫剤を撒けば?という安易な考えは
草食中だけでなく肉食中も殺してしまうわけで
それは生態系にとって危険なことになるわけで・・・。
創造主がいるのなら私から一つたずねたい。
あなたは何故こんな残酷な生態系を作り出したのかと。
2015-07-11 23:19
nice!(5)
コメント(2)
トラックバック(0)
スイバって雌雄異株だったんですね。
初めて知りました。
ぜんぜん気が付きませんでしたが、
見過ごしていたのはもったいないッス
by uno (2015-07-13 21:20)
uno さん♪
私も初めてでした。
いつも草むらをよ~く見てるつもりでも出会いはいつ来るか分かりませんね。
雄花の場合、散るのが早いので今まで出会えなかったのでしょう。
コウゾの雄花もお初です。
by 招き猫 (2015-07-14 20:59)