土手のアマナ [花]
加古川の土手へアマナの様子を見に行ってきました。
ゆったりと流れる加古川の向こう岸に
アオサギが群れています。
暖かい陽気にウトウトタイム♪
こちらの岸でもアオサギとダイサギがウトウトタイム♪
咲いていました、アマナ。
昨年の撮影日は3月18日。
今年は3月9日。
薄曇りのお天気だったので、花がパカッと開いていません。
草丈が短いので枯れ草に埋もれています。
加古川の土手に咲くアマナファンの皆様、
まだ咲き始めたばかりですので
次の週末が見頃かと思われます。
お楽しみに。
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小野市やなせ苑、咲き終わりの梅(2020年3月9日)
同 咲き初めの梅(2020年1月24日)
この間、梅はず~っと咲き続けていた・・・。
ということは今年の梅の花の見頃はいつだったのでしょう。
昨年の開花記録が役に立たない昨今、
早め早めのお見回りが肝要です。
囲われた野草 [花]
神戸市某所へケスハマソウを見に行ってきました。
この花を撮りに10年ぐらいここへ通っているでしょうか。
初めの頃は山の道端にも咲いていたのですが
今は善意で管理して下さっている人が
キッチリ囲んだ場所に集めています。
昨年その善意のご夫婦にたまたま会えてお話ができたのですが、
そのご夫婦は本当に善意で他の場所に生えていたケスハマソウだけでなく
シュンランやカタクリなどもここに移植していらっしゃいました。
それだけ盗掘があるのかなぁとも思いますが
こんな整地したような場所一箇所に希少な野草を集めてしまって良いのでしょうか。
もしここが大雨で流れてしまったら?
分散して生えていたなら、条件が悪いと思われていた場所の個体が
生き残る可能性もあるかもしれません。
でも盗掘も怖いし・・・。
悩ましい問題です。
木のうろの中にラピスラズリが輝いていました。
ジョウノヒゲの実ですが、本当に美しかった。
猫がいくら腕まくりしても撮れない輝きでした。
背の高いヤブツバキがたくさん生えていました。
上の写真のお尻の子はヒヨドリ。
椿の花粉で顔が黄色くなっています。
災害も盗掘もこの世界から無くなりますように。
ソシンロウバイ [花]
2月13日 神戸市北区道の駅淡河に行ったついでに
近くにある淡河城址に寄ると
良い咲き具合の一本のソシンロウバイ(素心蝋梅)の木がありました。
淡河城址は小高い本丸跡と土を掘り上げただけの空堀が残っているだけで
現在まわりは田畑になっていますが
その規模の小ささが却って戦国という人と人が争う時代を
身近に感じさせてくれます。
ところで、この記事を書くにあたって「城址」と「城跡」の違いが気になって
調べてみましたら二つは同じ意味だそうで、
どちらを使っても構わないそうです。
・・・知らなかったのは私だけ?
もう一つ。
花を撮るのに近寄った絵しか撮らないのは私の悪い癖です。
ブログなんですからどんな木か どんな場所にあったかも載せたほうが良いと思うのですが、
気がつけば興味のある対象物にのみぐぐっと近寄ってしまっているんですよ。
近視眼的とは良い意味に使われないことが多いですが
それが表現の個性にまでなれば上等なんですけどね。
難しいです。
サトイモ科テンナンショウ属マムシグサ [花]
初夏の山でマムシグサを見つけました。
マムシグサ、ちょっと恐ろしげな名前ですが
その花の色は爽やかな緑色です。
(正しくは花は緑色の苞の中にあります)
パシャッ!!
いまいち。
パシャッ!!
あ、左に寄ってしまった。
パシャッ!!
あ~、上が切れた。
横も後ろもこれ以上離れられない所。
このマムシグサはとても写真を撮りにくい場所に咲いていたんですよぉ。
枯れ草の中に何か潜んでいそうで傍まで行くのは怖かったのですが
せっかく出会った花ですから、ぜひ撮りたい!
撮りたいからって撮って、こんなピンボケを載せてしまうのは
いかがなものかとも思いますけれどね。
サトイモ科 テンナンショウ属 マムシグサ
マムシグサはテンナンショウ(天南星)属の中で
日本で一番多く見られる種です。
「天南星」 綺麗な名前ですね。
どんな意味があるのでしょう。調べてみました。
調べてみたものの、占いや漢方薬と諸説ありまして困りました。
で、好きな解釈を選んでみますと、
中国ではテンナンショウの根茎と
南極近くの竜骨座カノーブスの形が似ていることから
「天南星」と名付けられたそうです。
南極近くですから滅多に見ることができない星で
この星を見た人は長生きができるとか…。
おめでたい星だそうです。
良い名前を貰いましたね。
でも日本では「マムシ草」。
とは言ってもこの爽やかな緑色、素敵です。
マムシグサに会えて私はハッピー♪
フジ [花]
前回は園芸種の“白毫寺の九尺藤”のご紹介でしたが、
今回はその数日後に山で撮った“フジ”です。
このたおやかな花の色、美しい・・・。
と藤の花の女子力の高さに騙されてはいけません。
彼女はかなりしたたかなのです。
(したたかとは強かと書きます)
彼女は自立しません。
他の木に寄りかかり、絡みつき、陽の当たる上へ上へと伸び
あげくに宿主を引き倒してしまう。
あな恐ろしや藤娘の正体!
以上は自立もできず女子力もない招き猫のフジに対する偏見にすぎません。
冬の山でパチパチとはぜる音に上を向くと顔に何かが当たります。
ボタンのような丸くて平たいフジの種です。
上へ上へと登り、高い所で実を結んで遠くへ遠くへ子らをはじき飛ばす。
強い母の力を感じたりもします。
白毫寺の九尺藤です。
根本はこんなに立派なのに、この高さでは満足できず、ツルを伸ばすフジ。
香りも強く虫たちを多く集めます。
・・・一句詠みたいところですが圧倒されるばかりです。
丹波・白毫寺の藤の花 [花]
花や木・苔などの植物を名物とするお寺がありますが
あれは何ででしょう。
お釈迦様のお誕生日4月8日を“花祭り”と言うし、
花とお寺の関係は
人を集めるために境内の花を見せ
仏の教えを広めるためだけではないように思い
少し調べてみました。
「植物は厳しい自然の中で耐え抜き美しい花を咲かせる。
その姿が厳しい修行に耐え悟りを開く仏教の教えに重なる」
との考えからのようです。
そんな意味を知らずに、
ただ花の美しさに惹かれて集まった多くの善男善女がここにいます。
せっかくの良い機会ですからお坊さんたちもここで
ちょっとお説法をして下さってもいいのにねぇ。
と思った招き猫でした。
もう藤の花も散ってしまいました。
次は沙羅(夏椿)の花でしょうか。
泰山木の良い香りも頭の中をよぎっていきます。
菜っ葉の花 [花]
菜の花とはアブラナ科アブラナ属の花の総称で
たくさんの種類の菜の花がありますが
特にナタネ(=アブラナ)の別名として用いられています。
今日の花は白菜の花(アブラナ科アブラナ属)
山道を歩いていくと小川沿いに畑がちょこちょことありました。
出荷用ではなく自家用のお米や野菜を作っているのでしょう。
そんな山の中にあった小さな白菜畑。
収穫された様子はなく、みんなキチンと並んで菜の花を咲かせていました。
白菜、食べなかったんだ~。
もったいない・・・・・。
作ってはみたものの食べる家族がいなかったのかなぁ。
“観賞用白菜”かと思うくらい美しい白菜たちでした。
野の花たちを「草の花ってこんなに可愛いんだ…」と言っていただけるように
頑張って撮って紹介している招き猫ですが今日の白菜の花は力及ばすです。
本物の白菜の花はもっともっと健康美にあふれていました。
ちなみに家の庭では今 葉ボタンの花が一本咲いています。
それと、昨日は菜花とトマトのおかか醤油かけを食べました。
うふふ。。。
春は光でできている [花]
ミドリハコベ(ナデシコ科)
春は光。
日が長くなり、「まぶしいッ!」と感じることが多くなります。
年中花を咲かせている強い植物たちも
「今は春だから…」といつもより大きな顔をしているように見えます。
タネツケバナ(アブラナ科)
水田雑草であり、救荒植物でもある。
真上から撮ったタネツケバナ。
ヤブツバキ
花の中の雄シベが花びらを透かして入ってきた光りに赤く染まり、
傍にある葉も反射光で赤く輝いている。
こんな一瞬に出会えるから山歩きはやめられません。
何の花でしょう。
葉の形では分かりませんよ。
フキの花でした。(キク科)
これを撮ってから少し日が経っているので
そろそろ綿毛になっているはず。
また見に行ってきますね。