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田舎道・誰でもいいから出ておいで [花と虫]


招き猫はお陰様で変わらずピチピチですが、運転手(=夫)が老体です(おいッ!)
この暑さの中を外出させるのも敬老精神に欠けるかと
車の運転を命じるのを控えていましたが
私のストレスが増し、とうとう「ちょっとだけお願いします」と
ご近所ドライブに行ってきました。

ブラブラと目的地なしに走っていたので場所は多分三木市のどこか。
久しぶりに持ったカメラの重いこと!



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1枚目に撮ったのがこれ。
モンシロチョウがピンボケで写っています。




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パシャパシャ6枚目でやっと飛んでいるモンシロチョウが撮れました。
いえ、トリミングはできません(汗)



これだけで暑さに悲鳴!
急いで車に戻り水分補給。


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まだ青いノブドウの実




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ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の薄ピンクの花
などを2~3枚づつ道端で撮っては
「暑い暑い!」と車に逃げ込んで場所移動を続け
田んぼの傍の草むらに腰を据えると、暑さにも慣れてきたのか
草むらの中は道端よりも暑くないのか、
いつものように時間を忘れ始めていました。




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「ガガイモの葉(?)に隠れている子、出ておいで」




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ヒメジュウジナガカメムシ





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アレチニシキソウ(?)

※今回は「?」(=不確か)が多いので御存知ならお教えくださいませ。




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コバネイナゴの幼虫




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(トリミング)
目(複眼)の模様がキリッ!




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近づくと跳んで逃げずにバックバックして隠れようとします。




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(トリミング)
泣きそうになっているので、これ以上迫るのはやめました。




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ヨウシュヤマゴボウの実のある花むら。





少し日が傾きかけた頃、神戸市北区まで帰ってきました。

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林縁に咲くナツフジ マメ科フジ属
初夏に咲くフジとは別種の白い花。
これが生えている場所を私は3箇所しか知りません。
もっとスラ~っと伸びた姿のナツフジを見てみたいのですが…。




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(トリミング)
コマツナギの花とツバメシジミの雌




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ヒメジョオンの花とササキリ(?)の幼虫




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う~ん、同定が難かしい。





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ソヨゴの青い実




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サルトリイバラの青い実


青い木の実たちが「まだまだ秋は遠いよ^^」と言っています。












ササグモ [虫]

注:クモの写真が出てきます!
  でも、綺麗なのでガンバって見てください。




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庭のヒメヤブラン





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隠れているのはツマグロオオヨコバイ(バナナ虫)の脱皮したばかりの幼虫。
こんなオチビさんでも横に這って葉の裏に隠れるんですよ。




異星人がいるとしたら地球人とどんな異なる機能を持っているのだろう?
…とは誰もが思う事。
広い宇宙に思いを馳せるのも結構ですが、
あなたの足元の草むらの中にも人間とはまるで違った
摩訶不思議な生き物がいるんですよ。





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ササグモ(笹蜘蛛)の雌  
節足動物門 鋏角亜門 クモ網 クモ目 ササグモ科
網を張らない徘徊性で、かなり機敏に動いて捕食する。

クモは単眼が8~0個(多くのクモは8個=4対)あり、
脚は8本=4対。
ね、人間とはちょっと(?)異なっているでしょう?
それが同じ星の上で、同じ大気の中で生きているんですよ。
興味深くないですか。





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ササグモの雄

蝕肢というものがあり、雄はその先が黒いグローブのように膨らんでいて
生殖のために使う。
(ササグモは何度も撮っているのですが、このグローブに気づいたのは今回初)




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雌よりも小さくてスリムな体型をした雄は
生殖のために(交尾はしない)雌に近づいたときに
雌に捕食されてしまうことがある。

虫の世界では雌が雄を食べてしまうのはよくあることで、
このクモたちを撮った数日前にもササグモの雌が雄を咥えているのを
見たばかりでした。

やっぱ、興味深いわ~。

摩訶不思議な生き物はクモに限らずたくさんたくさんいます。
暑いので遠出は無理で、狭い庭でしか遊べませんが
複眼ってどんな風に見えるのかしら?とか、
犬や猫同様、虫も前の方の脚は手のように使ってるのね!とか、
遊んでくれる子たちがいて、招き猫はそれなりに楽しく過ごしています。










白い花・ネズミモチ [花]


ネズミモチ。
字を“ねずみ餅”とすると、日本昔ばなしに出て来そうな可愛い名前ですが
葉がモチノキに似ており、実がねずみの糞に似ているので
ネズミモチ(鼠黐)という名がつけられました。



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里でも山でも街でもよく見られるネズミモチの木に今花が満開です。
今日、区役所へ行ってきたのですが、そこの生垣がこの木で、
そばを通ったときにその匂いの臭かったこと。
丈夫な木なので生垣に使ってみたけれど、
匂い(香りとはとても言えない)までは考えていなかった!
ってとこかな。

虫がたくさん来ていましたが、この匂いに誘われて来るのかなぁ。
虫の好みは分からんわ。。。


白い粉を吹いたような黒い実は本当にネズミの糞にそっくり。
…って、若い皆さんはネズミの糞を見たことがないでしょうね。







白い花・マタタビ [花]

 
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やぶ蚊飛び交う谷筋に入れば、ハラハラと舞い落ちてくるマタタビの花。




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マタタビの名は知っていてもこの花を見た方は少ないのでは?





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林縁で葉を半分白くした木を
「この木は病気なのね」と長い間思っていました。
白変する葉のメカニズムは解明できていても
理由はまだ推測でしかないらしい。

「この白い葉の下に花が咲いているので、虫さんたち来てください」

雨の中、葉を傘にしてひっそりと虫たちを待っている。
奥ゆかしいのか、したたかなのか・・・。
この花に会いに、雨に洗われた清々しい谷へ今年も訪れた猫でありました。




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雄花




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大きく咲いているのが雌雄両性花。
奥が雌花で、雌花には花びらがありません。




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散り落ちていた花。
ガクは白色。






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ハナイカダの実が大きくなっていました。




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ハナイカダの実ではありません。
ハエの仲間です。









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